2年目に中だるみしてしまった3つの原因と対策
2年目の前半、中だるみしてしまった期間がありました。後輩隊員の参考になればと、自分の経験を残しておきます。
はじめに
ご無沙汰しています。ブログの更新もすっかり滞っていました。
正直に書くと、2年目の前半は中だるみする期間がありました。もちろん村には足を運んでいたのですが、どこか惰性で活動を進めてしまい、1年目ほどの勢いはなかったです。
新しいことを仕掛けようとするも中途半端に終わったりで、村人受けの良いかまど作りの普及などに終始していました。
自分なりに考えた原因をまとめます。
1.中間報告が終わった
まずは、中間報告という、ひとつの節目が終わったこと。セネガル事務所では、活動開始から約1年経ったタイミングで中間報告会として、事務所関係者向けに日本語でのプレゼンを実施します。
一人当たりの持ち時間は発表15分+質疑応答5分間。そこで1年間の活動について話すのですが、まあ時間が足りません。任地のこと、配属先のこと、活動のことなどを広く話していくと、あっけなく終わってしまいました。
帰国時の報告も同様の持ち時間で実施するので、
「1年後もこんな感じで報告して終わっていくのか」と思うと、物寂しく感じ、力が抜けてしまいました。
対策としては、1年後に最終報告している自分をイメージするのではなくて、別のことで達成感を味わっている自分をイメージすること。例えば、帰国する前に「やりとげた」と胸を張って帰る自分や、村の人から感謝されている様子なんかを想像するとモチベーションを保ちやすかったかと思います。
2.充電期間を設けなかった
協力隊の任期の2年間はやはり長丁場。ずっと全力で走り続けるのは無理です。しかし、セネガルでは日本のゴールデンウイークやお盆休みのような長期連休はなく、半ば強制的に走り続けなければいけない状況です。
教育系の隊員だと、生徒たちの夏休みに合わせてバカンスがあったりするのですが、村落系の隊員だとそうもいかず。農業の閑散期である乾季でも、長い休みは取れず多くの時間を任地で過ごすことになり、息が詰まってしまいました。
いま思えば中間報告が終わったタイミングにでも、他の隊員と誘い合わせてセネガル国内の保養地にでも遊びに行って区切りをつけておくべきでした。
事務所からの管理が厳しく、まとまった休みがなかなか取りづらいのが現状ですが、休むときは休んで充電するのも大切です。
3.活動パートナーがいなくなってしまった
これは協力隊あるあるですが、活動を理解してくれ、パートナーとして動いてくれていた人がいなくなってしまいました。
パートナーは、村にいる人の中では唯一高校までの教育を受けていて、フランス語も上手で新しいことを試すのにも積極的でした。活動するときも、まずは彼にアイデアを話して調整したうえで、村の人とのパイプ役にもなってもらっていました。
しかし、乾季になって農業がひと段落すると、教育を受けている彼は、首都に出稼ぎに出なければならなかったのです。そうすると、村の人に新しいことを説明して始めることのハードルが高くなってしまいました。
結果として、1年目に彼と工夫し相談しながら進めていたようなことができずに、活動が滞ってしまいました。
こればっかりは仕方ないですが、対策としては、周りの人の移動に振り回されることが起きるものと認識し、活動の手助けになる人を増やしておくことですかね。やっぱり周りの人の協力がないと、ひとりでは何もできないので。
さいごに
たるんでしまってたことを書くのは少し抵抗もあったのですが、後輩隊員の参考になればと思い、書いてみました。やっぱり協力隊の2年間、いろんな時期がありますね。。
なんだかんだで帰国まで残り半年。まだまだやり残したことあるなあと思うと、最近は焦る気持ちが大きくなるばかり。
「やりとげた」と胸を張って帰れるように、また気持ち新たに進みます!