海外出張とは一味違う!青年海外協力隊として働く3つの面白さ
海外出張とは違う、青年海外協力隊として働く面白さをまとめます。
はじめに
僕は日本での会社員時代、ヨーロッパ市場の担当として3年半働いていました。出張に行く機会も多く、3年半で訪れた国の数は8か国になります。
海外出張は刺激的でとても面白かったのですが、青年海外協力隊にも、また別の面白さがあります。3つの観点から紹介します。
1.その国の文化を深く知れる
現地語を用い、村落部で2年間生活する協力隊では、文化を深く知ることができます。現地の人と同じものを食べて、寝床を借り、現地語で語り合う。短期間の滞在では経験できないことをできるのは、とても面白いです。
出張の時は、一泊数百ドルするホテルに泊まって、夕食は豪華なレストランで済ますといったような状況で、現地の文化を知る機会はあまりありませんでした。
衛生面にも気を使って、ローカルのレストランは意識して避けていました。また、安全第一で、あまり知らないところを出歩くこともありませんでした。スペインやフランス等の非英語圏に行っても、現地人のスタッフに英語に通訳してもらってすべての会話を行っていました。
文字通り現地に溶け込んで活動する協力隊は、日々新しい発見があるのが面白いです。
2. 得意なこと、やりたいことに注力できる
協力隊は自分の長所や興味で仕事を進められる機会が多いです。具体的に達成すべきノルマや役割が配属先から与えられることはなく、割と自由にやらせてもらっています。
言い方を変えれば、やらなければならないことが非常に少ないです。なので、その時間で自分の好きなように活動を計画していくことができます。
一方、会社員時代はやらなければならないことに追われている日々でした。
例えば、
- 得意でないけど、やらなければならない。
- 興味とは離れているけど、やらなければならない。
- 必要とされてる仕事かはわからないけど、やらなければならない。
このように自分の得手不得手や興味ではなく、やらなければならないことが常に優先される環境でした。協力隊はミッションこそ決まっていてもやり方は自由。
自分にできること、やりたいことを軸に仕事を進めていけるのは面白い点です。
3.一連の仕事のフェーズに関われる
協力隊は2年間という期間があるので、じっくりと腰を据えて活動に取り組めます。そのため、仕事の一連の流れである、調査、仮説立て、企画、実行、改善といったプロセスを現地で実際に経験することができます。
これが出張となると、僕の場合、1回の出張が2週間から3週間、長くても1カ月程度だったので、一連の仕事に関わることが難しく、部分的な関わり方でした。例えば、出張で現地の調査をして、提案をしておいて実行するのは現地のスタッフ。僕は帰国して、日本からメールで状況をフォローするといった具合。
他には、先に作業の指示を出して、ある程度準備をしてもらったところにスポット参戦するといったケースもありました。いずれの場合も、出張では仕事の一連の流れを現地で経験することが難しかったです。
協力隊では自分が調査して考えたことを実行し、自分の目で結果を確かめることができるという点で非常にやりがいがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。海外出張とは一味違った協力隊の面白さを3つ挙げました。
青年海外協力隊として働く面白さ
1.その国の文化を深く知れる
2.得意なこと、やりたいことに注力できる
3.一連の仕事のフェーズに関われる
協力隊は好奇心旺盛で自分から動けるタイプの人には非常に魅力的な環境です。
改めて、自分は今すごくありがたい環境にいるなあと書いていて思いました。今後もこのありがたみを忘れることなく、楽しみながら頑張っていきます。