会いに行けるセネガル

国際協力の夢を追いかけてセネガルに来た「元・意識高い系大学生」が、理想と現実の間で奮闘するブログ。

活動期間の1/3が終わって思うこと:「まだ朝の8時だ!」

青年海外協力隊としての活動の1/3が終わりました。思うことをまとめます。

青年海外協力隊としてセネガルに来てから8か月が経ちました。任国での活動期間は2年間 (=24か月) なので、1/3が終わったことになります。

苦労することも多かったですが、振り返ってみるとあっという間でした。ここまで活動らしい活動もできていないし、たいしてセネガルの役に立てていない。何もできていないことに対する悔しさでいっぱいなのが率直な気持ちです。

でも、24か月の活動を1日24時間にたとえてみて、思いました。

「まだ朝の8時やん!何か成し遂げてるほうが難しいし、まだまだこれからやん!」

これまでの過ごし方と、思うところをまとめます。

任地赴任~6か月経過まで:就寝期間

ぶっちゃけこの期間は何もできてません。実際に寝てはなかったですが、寝てたも同然。それくらい成果も出せていませんでした。

というのも、任地に配属されたはいいものの、生活するので精一杯でした。知り合いもいない、環境も日本とは全く異なるアフリカの田舎町で過ごすことは想像以上にハードでした。活動できてないだけでなく、精神的にも不安定な時期があったと振り返ってみて思います。

研修所で聞いた「いるだけで十分」という言葉に励まされたりもしました。
青年海外協力隊は「いるだけで十分」なのか?

慣れないアジア人差別に苦しみ、必死に意味づけをしたりもしました。
セネガルでのアジア人差別に思うこと。

結果を出す難しさにうちひしがれたりもしました。
青年海外協力隊が2年で結果を出すのが難しい5つの理由 

セネガル人と友達になれない理由を考察してみたりもしました。笑
セネガル人と友達になれない3つの理由 

振り返ると、色々と壁に当たってましたね。
(今では克服してることもあるので、ブログに残しててよかった)

良かった面としては、この時期にセネガルのことをじっくり観察できました。町を歩いて様々な場所に顔を出してみたり、セネガル人のお家でお昼を食べながら、おしゃべりをして過ごしたり。活動ができていないからこそ、セネガル人と多くの時間を過ごし、コミュニケーションの機会を持つことができました。

ここでセネガル人の生活や文化を理解できたのは、後々の活動に役立ってきました。

睡眠が1日の活動をするのに必要不可欠なように、最初の6か月はセネガルで活動を始めるうえで不可欠なものであったと思います。

7か月目、8か月目:起床、1日の準備

7か月ほどたった頃、バイクも貸与され活動をようやく立ち上げられました。一緒に活動したいと思える人たちにも出会えました。毎週泊まりこみでワークショップを開催したり、野菜栽培をはじめてみたり。

また、ウガンダでの在外研修に参加させてもらったりもしました。稲作の知識を体系的に学ぶことができ、今後の活動を進めるうえで非常に有意義だったと思います。

何かの成果を出したわけではないことは重々承知していますが、今後成果を出していく上での活動の下地を整えることができました。

朝起きてから、顔を洗って朝ご飯を食べ会社に行く準備を整えるかのように、活動で成果を出すための準備を整えた時間でした。

まとめ

ここまで成果をあげてないことを正当化するわけではないけれど、1日でいうとまだ朝8時ですからね。下手に落ち込むことなく、こんなもんだと割り切ることにしました。

何もできていない自分に焦りを感じていたのですが、振り返ってみると、着実に歩いてこれてる気もします。精神的にたくましくなったし、活動のきっかけはつかめてきているし。アフリカの田舎町で現地の人に馴染んで生活してる自分を少しは褒めてあげてもいいのかな。

この時点でバリバリ活動に励んでる隊員もいるんでしょうが、自分は自分。任地や配属先、要請だってひとりひとりみんな違います。誰かと比べて悲観することなく、着実に進んでいきます。まだまだ朝8時。これからがはじまり!