【活動紹介】村プレゼン第3回 野菜栽培と正拳突き
村プレゼンの第3回。今回は空手の紹介と雨季の野菜栽培を提案してきました。
今回の目的
今回の目的は雨季の野菜栽培を推奨するプレゼンし、行動につなげること。まずはプレゼンを行う前に集客をする必要があるので、空手の紹介を行いました。
先週のソーラン節は盛大にすべりましたが、動画が集客する上でのツールになることがわかったのは収穫。
今回はそれを踏まえ「空手の動画→プレゼン」の順で実施しました。結果としては、空手の動画のつかみが大成功で、プレゼンも上々の反応!以下に紹介していきます。
空手の動画
セネガルに来て意外だったのが、空手の知名度が高いということ。テレビのない村の子どもたちもなぜか空手については知っています。
「空手を教えて」とお願いされることも多かったので、今回の動画は空手をチョイス。使ったのは、こちらの動画。
2012年にフランスのパリで行われた、第21回世界空手道選手権大会、女子個人「形の部」決勝で、見事優勝を果たした宇佐美里香さんの演技。めちゃくちゃかっこよくて、初めて見たときは僕も引き込まれました。
この動画なら空手のかっこよさを伝えられるはず!と、村の真ん中で大音量で動画を流してみました。果たしてこのかっこよさは国境を越えるのか。。。
国境越えたー!!!!!
迫真の演技をセネガル人たちも食い入るように見つめていました。
今回集客したのは約60名。村の半数を超える人たちが参加してくれたことになります。第3回目にして、徐々に企画が育ってきて感激です。
宇佐美さんの動画を鑑賞し終わった後は、実践の時間。空手未経験の僕が、前日に覚えた正拳突きを指導します。(空手関係者の方、ごめんなさい。)
こちらも大盛りあがり。先週のソーラン節の悲劇を払しょくする参加率。動画セッションは大盛況で終えることができました。押忍!
雨季の野菜栽培のプレゼン
しかし、本番はここから。空手で集めた人に対して、雨季の野菜栽培の話をすることが今回の目的です。雨季の野菜栽培を推奨する狙いは、住民の所得向上。
これまでのセネガル隊の先輩方の調査から、雨季後の野菜価格は乾季の二倍に高騰するといことがわかっています。
雨季には、どこの農家も主食となるトウジンビエの栽培に注力するため、雨季後に市場で野菜が不足し、価格が高騰するとのこと。
なので、「畑の一部で、野菜を作って現金収入を得ませんか?」というご提案。自給自足の農村とはいえ、子どもの教育費など、現金は必要ですからね。第1回のプレゼンでスライドに文字を入れて失敗したことから、今回は極力文字を排除し、イメージで訴えかけました。
下は「野菜を育ててお金を得よう!」の図。
反応は上々で、一度試してみようとのこと。ひとまず、アクションにつなげることができたのでプレゼンは成功です。
野菜栽培に着手
早速、翌日空いている畑の片隅に、トマトとレタスを村の人と一緒に植えました。
雨季に野菜を育てる経験は村の人たちにもないため、リスク(=種の代金)は僕負担で、今年は小さく始めてみることに。すでに雨季も始まってしまっているので、空いている土地も少ないですし。
今年は雨季の野菜栽培の可能性を検証できればと考えています。うまく現金収入が入れば、来年以降は野菜栽培の区画を広げていければ。
ただ、僕は提案はするけれども、結局決めるのは村の人たち。でも、その選択肢を広げる点で、外国人である僕の視点から提案したことが少しでも村の人のためになればと考えています。
まとめ
プレゼン第3回目で過去最高の集客を達成。1回目と2回目の反省を踏まえ、順調に進めることができています。
「動画で集客→プレゼン」という流れも成功!
提案したかった雨季の野菜栽培も着手できました。ブログでアウトプットしつつ、反省して次に生かすって大切ですね。野菜の生育を見守りつつ、引き続き紹介できる知識や手法を探っていきます。
空手動画での集客、おすすめなのでよければ使ってみてください!