会いに行けるセネガル

国際協力の夢を追いかけてセネガルに来た「元・意識高い系大学生」が、理想と現実の間で奮闘するブログ。

【活動紹介】村プレゼン第1回 自己紹介

活動先の村で、初めてプレゼンテーションをしてみました。自分と日本とJICAを紹介しました。

今週も行ってきました、例の電気のない村。 

ykujime.hatenablog.com

これで4週連続の訪問、3週連続のお泊りです。電気のない中に泊まるのもだんだん慣れてきました。これまでは雑談などでの関係づくりに精を出していましたが、なんとなく自分の存在も認識されてきました。

泊まっている中で気づいたのが、夜の時間は特にすることもなくて、男性も女性も暇そうにしているということ。電気がないからテレビもないし、おしゃべりくらいしかすることもありません。

それなら夜にプレゼンしちゃえ!とのことでこの企画を始めます。

最初のうちの狙いとしては、まずは自分について知ってもらうこと。その後は、自分の知識を伝える啓発的な活動をしたり、お金を稼ぐ方法を提案して一緒に取り組んでいけたらと考えています。

プレゼンテーマ

プレゼンの企画名は「Ousmane TALK
僕のセネガルでの名前がOusmaneなので、そのままつけました。笑

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そして、記念すべき第一回のテーマとして選んだのはこちら。

  • 自己紹介
  • 日本について
  • JICAについて

これまで、村に通って、自分のことを話してはいるんですけど、いまいち理解されていない気がしていたんですよね。

日本と中国の区別もついていないみたいだし、JICAボランティアについては、何度説明しても上手く理解してもらっていませんでした。そこで、今回は改めて自分のことについて説明することにしました。

村人の反応

見たことのないプレゼンにみんな興味津々といった様子。世界地図の中から日本の場所を探してもらったり、巻き込む形でできたのは良かった点の一つかと思います。

自分のこと、日本のことについてはだいぶ理解してもらえたはず。これで中国人と間違われることも今後ないでしょう。たぶん。

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反省点

反省点としては、スライドに文字を入れてしまったこと。想定していたよりも識字率が低いようで、みんな困惑していました。

JICAの説明の部分で組織の説明をするのに、プレゼンに文字を入れる必要があったのですが、たぶん全く伝わっていませんでしたね。

村でのプレゼンは極力文字を入れず、イメージ中心ということを学びました。また、その他に言葉の部分でも問題がありました。

活動先の村はプル族の村で、彼らの母語はフランス語でもなければ、セネガルで一般的なウォロフ語でもありません。

今回はスライドにフランス語で文字入れ、発表はウォロフ語の形式で行ったのですが、プル語じゃないとわからないとのこと。これは困難な問題に直面してしまいました。

まとめ

予想通り、夜の暇な時間に開催したことで村人は集まってくれて、興味深そうにプレゼンに耳を傾けてくれました。楽しそうに最後まで聞いてくれたことが一番うれしかったです。

言葉の問題という課題はありますが、今後も継続していけそうな感触をつかめ、出だしとしては上々だったのでは。次回は違うテーマでやってみたいと思います。