会いに行けるセネガル

国際協力の夢を追いかけてセネガルに来た「元・意識高い系大学生」が、理想と現実の間で奮闘するブログ。

セネガル人と友達になれない3つの理由

セネガルに来て、半年。いまだに友達として信頼できるような人はいません。
理由を考えてみました。

はじめに

セネガルに来て半年がたちました。でも、心から信頼できる友達はまだいません。学生時代から外国人の友達も多いほうだったんですけどね。

アメリカ人やドイツ人や韓国人とは友達になれているのに、どうしてセネガル人とは難しいのか。理由を探ってみました。

1.語学力の欠如

これは僕自身の問題ですね。語学力が不足しているために、自分の伝えたいことの半分も伝えれておらず、日々もどかしさを抱えています。

セネガル公用語はフランス語なんですが、民族の言語も存在していて、実質的な国語は、ウォロフ語という言語です。町中のおばちゃんから、子どもまでみんなウォロフ語で会話しています。

僕がこのウォロフ語を勉強したのは、セネガルに来てからの2週間だけ。今のところ、小学生以下の日常会話レベルでしか話せません。それで心を許して話し合える友達を作ろうというのは、正直難しいです。

それならフランス語で話したいのですが、そこもまた微妙で、フランス語で話すと
「ウォロフ語で話しなさい。」
と、すぐにさえぎられてしまうことが多いです。

僕のこれまでの、海外の友達のことを考えると、向こうも英語か日本語が話せてお互いの意思疎通にほとんど問題がないんですよね。

言葉はコミュニケーションの手段でしかないとは思っていますが、その手段がない今、深い関係づくりに苦労しています。

2.圧倒的な経済格差

圧倒的な経済格差が対等な関係での友達作りを難しくしているとも感じます。仲良くなれたかなと思っていたのに、何かの拍子に物を買うようにねだられたり、お金をせびられたりすることがあります。

セネガルの平均月収は、日本円にして約1万円ほど。僕が日本で1日働いて稼ぐ金額が、彼らが1か月働いて稼ぐ金額と同等です。日本で月収30万円の会社員が、日給30万円の会社役員と付き合うような感覚。

こうして考えると、彼らが僕に依存する気持ちも理解できます。そんなに稼いでるなら少しくらい、と思うのも無理ないことでしょう。最近はネットやテレビで、彼らも先進国の生活の様子を知っていますからね。

セネガル人でも、大きな都市で良い仕事に就いている人は稼いでいるようですが、僕の生活する小さな町レベルだと、そのような人も皆無です。

友達とは、見返りなどを求めない対等な関係だと思っているので、金品をねだられる相手のことは、友達だとは思えません。 

3.家族構成の違い

僕は今年で28歳ですが、このくらいの年齢だと、結婚して子どもがいるのがセネガルでは当たり前なんですよね。同年代のセネガル人となると、大体妻子持ちのパパになってしまいます。

結婚生活の話とか、子どもの話とか、僕には何それって感じです。笑

日本でも結婚している友達はいますが、それはもともとの友達。一から友達になろうとすると、共通項があることは重要だと思います。

なら、同じく独身の20歳そこそこの人と友達になれるかというと、そこも精神的な成熟度がずいぶんと違うので簡単ではありません。

さいごに

もう一度、念のために書いておくと僕はセネガル人のことが基本的には好きです。そして、友達もできたらいいなと日々思っています。

実際、住んでいる町で、友達と呼べるのはリベリアで大学を卒業して、英語堪能で裕福な、ギニア人の小売店の店主くらいですから。

とりあえず、語学力を磨いて友達づくり頑張っていきます。