アフリカはつらいよ。

国際協力の夢を追いかけてアフリカに来た元・意識高い系大学生が、理想と現実の間で奮闘するブログ。

僕が初めて海外に行くきっかけになった話。

初めて海外に行くきっかけとなった、友人が背中を押してくれた話。

僕はこれまでに世界20か国以上を訪れてきました。
今の時代、パスポートさえあれば、航空券を買うだけで簡単に海外に行けます。
でも、誰しもに「初めての海外」があって、僕にとってそれは怖いものでした。

ここで初めて海外に行ったいきさつを振り返ってみます。

仲の良かった留学生の帰国

僕は大学1年生、2年生の2年間を大学の学生寮で過ごしました。
寮は留学生の比率も高く、寮で生活する約半数が外国からの留学生でした。

寮では、紆余曲折を経ながらも、最終的には留学生のグループと仲良くし、
楽しい時間を共有することができました。

初めて海外に行くたきっかけは、仲の良かったタイ人の友達が帰国したことです。
帰国後もFacebookなどを通じ、交流を続ける中で、タイに来るように誘ってもらい、
会いに行ってみたい思いを募らせていました。

海外に行く勇気のなかった僕

会いに行きたいとは思ったものの、当時の僕はまだ海外未経験。
航空券の購入から、ホテルの予約の方法まで、何も知りません。

おまけに当時は英語力には自信がなかったし、行き先がタイとはいえ、
海外って治安が悪かったり、怖いところだと思いこんでいました。

また、軽く見積もると費用が15万円ほどかかることがわかりました。
大学生に出せない金額ではないですが、かなりバイトを頑張らなければなりません。

 「できる理由」ではなくて「できない理由」を並び立てては、
初めて海外に行くという、未知のことから逃げていたのです。

旅行好きの友人に相談

当時大学3年生だった僕はすでに寮を出て、一人暮らしを始めていたのですが、
ときどき、寮にも遊びに行っていました。

その日も、寮時代の友人に会いに行って、食堂で夕食をともにする中で、
話題はタイ行きを誘われている件になりました。

僕は、帰国子女で、父親が当時タイに駐在していたM君に相談をもちかけました。
彼自身も、旅慣れており、一人で海外を飛び回るような人物です。

彼は親身になってタイのことについて教えてくれ、話は食堂だけでは終わらずに、
続きは彼の部屋へと持ち越されました。

 高まるタイへの関心

彼の部屋に場所を移してからも、話はつきません。
タイのおすすめの場所の写真を見せてくれたり、彼がタイに行った際の
エピソードを話してくれたりと、次から次へと出てくる情報。

タイに行ってみたいという、僕の気持ちも徐々に高まってきていました。

彼は、仮の旅程もスケジューリングしてくれて、航空券も調べてくれるといい、
航空会社のホームページにアクセスしてチケットを調べてくれました。

「ふむふむ。こうやって航空券って買うんだな。」

そんな呑気なことを考えながら、僕は画面を眺めていました。

そんなとき、彼がいったのです。
「今、この場でチケット買えよ」

正直なところ、急な提案に戸惑いました。
相談に乗ってもらって、情報収集ができればいいなとは思っていたものの、
今日予約までしてしまうつもりはなかったからです。

僕は、もっともらしい理由をつけて、断ろうとしました。
「今は大丈夫かな。家に帰って、予定を確認してから買うよ。」

しかし、彼ははねつけます。
「家帰って一人になったら買わないでしょ」

僕が怖がっていることも、彼にはすべてお見通しだったのです。 

僕はしばし迷いましたが、タイに行きたい気持ちが強くなっていたこと、
このチャンスを逃したら、自分の初めての海外はいつになるかわからないことから、
航空券を購入することに決めました。

持っていたクレジットカードの番号を入力し、彼のパソコンから、
タイ行きの航空券の予約ボタンを押しました。

そのボタンは後に、大きな世界を見せてくれる入口となりました。 
そこから、海外に興味を持って、青年海外協力隊として、
セネガルにまで来ることは、想像していませんでした。

背中を押してくれた彼は、僕の恩人だ

本当に彼には感謝しても感謝しきれないです。

彼にあのとき、購入を迫られていなければ、きっと家で1人になって、
怖気づいてチケットを買っていなかったと思います。

僕の知る世界は今よりもずっと小さいものだったでしょう。
異なる文化を知って、自分について考えることもなかったでしょう。

あの日をきっかけに、人生が変わったとさえ思っています。

僕の初めての海外行けたのは、間違いなく彼のおかげです。
(ちなみに彼に初めての彼女ができたのは僕のおかげです。)

そんな彼は大学卒業後、米国で大学院を出て、今も世界を飛び回って活躍しています。
分野こそ違えど、彼に負けないように僕も今はここセネガルで頑張ります。

 

アフリカはつらいよ。